見るだけであらゆる角度から東京を網羅できる、最強すぎるコンテンツを作ってしまいました。
サラッと見れるように、写真多めに見やすくしています。
〜私の思想〜
映え活だーいすき。けど、ただキラキラした写真を載せるだけじゃ飽き足らない。
世界史の図録みたいな、写真でも文章でも惹きつけられて、ページの端には豆知識が載っている。そんなものが欲しかった。
決して表面的ものではなく、中身の詰まった、包括的かつ上質なコンテンツに触れたかった。それも、雑誌みたいにラフに見れるよーなやつ。
活字しんどくても、写真あればとりま見る気、起きるくない?的な。
でも、そんなものってなかなかないのね。だったら自分でつくるしかねーだろ卍ってことで心血を注いでつくりました。江戸を遊び尽くした、江戸っ子による最強TOKYOコンテンツ。時折、私の思考や精神も織り混ざっています。
- FENDIカフェ第一弾※終了済み
- FENDIカフェ第二弾※終了済み
- LVカフェ
- DIORカフェ
①FENDIカフェ第一弾
ファンである小嶋陽菜さんのYouTubeで取り上げられていて「絶対行こ」って思いました。
カワイイーーーーーー。
当たり前にめっちゃ並んでました。
幸運なことに、一緒に行った当時の彼氏がFENDI好きで、先に店舗で買い物したことによりカフェには優先的に入れました。お高いファストパスです。個人的に並ぶの嫌いなのでありがたかった、、まねーいずぱわー。
2020年末のことです。
FENDIカフェとは
FENDI表参道店と、「アニヴェルセル」という結婚式場に併設された「アニヴェルセルカフェ」とのコラボカフェ。
当時、FENDIとアニヴェルセルは隣接していました(2024年現在FENDIは移転)。
こちらの結婚式場は、宮崎あおいさんなど芸能人も挙式した有名どころの1つです。私の身内もここで挙げてました。
実はアニヴェルセルは、スーツのAOKIのグループ企業です。他にも、「快活CLUB」や「自遊空間」といったネカフェや、「コートダジュール」というカラオケなども該当します。
まるでアニヴェルセルカフェを見下ろすかのように、すぐ近くにAOKIのオフィスビルがある。
式場に関しては、豊洲とお台場にも店舗?があったんですけど、今はなくなっちゃいました。なんだか時代を感じます。
お台場の方は、なくなる直前にSixTONESさんがミュージックビデオの撮影で使っていました。私実は、ジャ〇ヲタ(タヒ語)の友人とここに聖地巡礼に行ったんですよね。笑
これ、事務所の方でもアニヴェルセル側でもアナウンスは特になかったはずなんですが、足を運ぶとちゃんとファンが喜ぶ仕組みがほどこされていました。
具体的にどういうものかというと
・メンバーカラーのドリンクが売っている
・MV内で使われているバラが売っている
・MV内でメンバーが食べていたポテトが売っている
です。
公式ではないものの、ちゃんとビジネスが成立していました。
こんなの、ファンからしたら大歓喜ですよね。
SNSにあげる理由しかない。
ドリンクの色で自分の推しをアピールできるし、MVも再現できるやんけー!っていう。
我々も、せっかく来たし。ということで当たり前に購入w
ドリンクもバラもポテトも、当たり前に相場よりお高かったですけど、ファンからしたらここは夢の国。誰もそんなことは気にしません。その場で楽しめればおっけーだから。ディズニーと一緒。
いや、ディズニーよりすごいかも。
だって、ディズニーグッズにはせいぜいキャラクターやロゴが書いてあります。
でも、アイドルはこうやってロゴさえないモノに付加価値をつけられているんだもん。すごすぎる。まさに"天才的なアイドル様"。
ほとんどのアイドルにはメンバーカラー(通称メンカラ)が存在するから、
何かしらモノを売りたいとき、カラーバリエーションが豊富なだけでもヲタク界隈で売り上げが立つのでは?っていうのがアイドルの強さだと思う。
例えば、ジェラートピケのこのトートバッグとか超流行りました。
シンプルで普段使いができるデザインだし、何よりうちわが入るサイズというのがヲタク心理をつきすぎている。友人も買っていたし、街中で持っている女の子をたくさん見かけたなぁ。
ちなみに、バッグにつけられるアクリルスタンド(アクスタ)を入れるポーチまで売ってる。
ぬかりないぜ。
② FENDIカフェ第二弾
第一弾が好評だったからか、1年後の2021年末から同じく、表参道のアニヴェルセルカフェとコラボしていました。
前回とはまるっきり異なったデザインです。
なんか、ピカソの絵をぐちゃっとした色味みたい(?)
夜に行ったからか、確かこのときは全然並ばなかったんですよね。
正直当時はビジネスのことなんて考えておらずのらりくらりとお茶をしばいただけだったので笑、
後から知った、当時のFENDIの施策について書いていきます。
第二弾では、カフェの方で4500円以上使うと、店舗内でガチャガチャができる、というキャンペーンをやっていたらしく。
第一弾の、店舗で買い物したらカフェへ優先的に入れるファストパスとは逆パターンです。
私これ、きっと第一弾から第二弾にかけて作戦変更したんじゃないかなって考えてます。
どういうことかというと
第一弾では
ブティック(高単価)→カフェ(低単価)
の流れをとっていましたが
第二弾では
カフェ(低単価)→ブティック(高単価)
の流れをとっている。
どちらがFENDIの店舗にお金を落としてもらえそうか?
を考えると、きっと後者なんですよね。
これを分かりやすく考えるには、スーパーの試食を考えてみるといいのかなと。
(試食って今はあんまり見ないかしら笑)
試食から購入までの流れを具体的に書くと
試食→美味しい!→買おう!
という流れです。
そーいえば、コストコのグルテンフリーのポンデケージョを、このパターンで買ったな。美味しかったです。コレ。↓
試食という低単価商品(無料)が
美味しい=人の感情が動く、から
高単価商品(本当に売りたいもの)へ繋がるというわけです。
この型、覚えておいてください。
これをFENDIカフェ第二弾の施策に置き換えて考えてみます。価格の差こそあれ、パターンは同じです。
カフェ、ガチャガチャという低単価商品が
美味しい、楽しい=人の感情が動く、から
高単価商品(FENDIの商品)への購入に繋がるわけです。
しかもこれ上手いのが、
普段はFENDIの路面店に入らない層に対してもしっかりアプローチできているんですよね。
ガチャガチャを引くという理由により、店舗に足を運んでもらえる導線が組まれている。
仮にその場でお金を落としてもらえなくても、この、一度店内に足を運んでもらうっていうのが重要なんじゃないかなと。
店内のラグジュアリーな雰囲気や、商品のきらびやかさに憧れさえ抱いてもらえれば、いつか購入してもらえるかもしれない。「今は買えないけど、いつか買ってみたい」そういう種まきがきちんとなされています。
私含め、キラキラしたものやフワフワしたものって、女性ウケが良いです。カワイイもん。
フワフワというと、FENDIは元々、毛皮が売りのブランドです。ハリウッドで流行ったマフラーから着想を得てファーコートを発売したところ、ヒットしました。イタリアのブランドです。
↑こちらのラテアートや、テーブルにほどこされているFFのロゴは「Fun Fur(毛皮を楽しんで)」という意味が込められていると言われています。
それもあってか、FENDIは他ブランドよりもバッグにもファーがあしらわれているものが多いなって思います。こーゆーの。
当時のカフェの外観は、ちょうどこの時期にローンチ(発売)されたこのバッグのデザインとリンクしています。
ちなみに↑の場所は2024年現在ティファニーになっています。アニヴェルセルの方もリニューアルされていて、外装も内装も美しいです。
外装
内装
ハイブランドっぽいですね。
手がけたのは、2024年6月にディズニーランド近くにオープンした「星野リゾート 1955 東京ベイ」のデザインを担当した乃村工藝社。
カフェでは草(サラダ)を頼んでみました。月をモチーフにしていて、オシャレでした(今度マネして作ってみよー)。
ー
③LVカフェ
正式名称はLE CAFE V(ル・カフェ・ヴィー)。
(謎アングルすぎない?w)
銀座並木通り店の7階にあります。
そうそう、銀座って、どこもかしこも〇〇通りと名がついているのですが、これは徳川家康が銀座を区画整備したことに由来しています。元々銀座って、人はほとんど住んでいませんでした。それを碁盤の目のように綺麗に区切って、町人に与えたのが家康です。
例えば、メインの銀座通りとか、並木通りとか、その位置関係は約400年前から変わっていないと言われています。銀座通りといえば土日に歩行者天国になる場所ですが、かつては参勤交代の大名や朝鮮通信使たちの通り道でした。ちなみに(ナンパで有名な)銀座コリドー通りは当時は存在しなくて、昭和以降にできた場所です。笑
ハタチくらいのときでしょうか。なぜか父から「銀座の通りの名前くらい覚えとかないとね」と言われたので、それから積極的に銀座の街を覚えるようにしました。我ながら素直w
おかげで周辺地図はすべて頭の中に入っています。昨今はインバウンドでどこもかしこも混んでいるから、穴場カフェを見つけるのが個人的趣味だったりする。
…と脱線しすぎたので、LV銀座並木通り店に話を戻さねば。ここは国内初の直営店だったので昔から店舗はありましたが、リニューアルされたタイミングでカフェが入りました。大阪に次いで世界で2番目のカフェ併設店舗です。
建物は3年がかりで作られ、完成前から話題でした。“水の柱”のイメージで、江戸時代に銀座周辺が水辺だったことに由来しているそう。手がけたのは青木淳さんという建築家で、LVの他店舗も数多く手がけています。すぐ近くにある松屋銀座店とかもね。
中に入ると、エントランスに巨大なクラゲのオブジェがあります。
テーマが水なだけあって、角のない流線型のデザインです。こちらはアメリカのピーター・マリノ氏が出かけました。
シャネル表参道のデザインも、彼によるものです。
このシャネルが入っている商業施設はGYRE(ジャイル)と言って、ファッションだとKENZOやコムデギャルソンが入ってます。
近くにキャラクター専門店のキディランドがありますが、そのビルと同じ運営会社です。他には湘南モールとかも。
GYRE(ジャイル)の最上階には「うかい亭」という高級レストランがあります。元々うかい亭は八王子から始まりましたが、今では都内だと表参道の他に、六本木や芝(東京タワー下)、銀座にも店舗があって、ある大物芸能人の行きつけだったりもします。
主には鉄板料理です。〆のガーリックライスが美味しいのだ。
表参道店内にはドイツの「マイセン」という磁器(焼き物)がギャラリーとして置いてあって、まるで美術館のよう。
マイセンはドイツのものとはいえ、日本や中国の磁器の真似からスタートしているんですよね。どんなに良いものも、最初は真似事からだよねって思います。学ぶ=真似ぶだもん。コピペはNOだけど、要素を取り入れるという意味での真似は悪いことではなく、それはむしろ発展に繋がるんじゃないかな。事実この文章だって、言ってしまえばどこかでインプットしたものを垂れ流しているだけですw自然発生的に得られる知識なんて1つもないはず。経験に関しては唯一無二だけど。
銀座店に関しては米倉涼子さん主演のドラマ『ドクターX』でも使われていました。↓
東京タワーの下の「とうふ屋うかい」という系列店があるのですが、こちらは名前の通り豆腐メインの和食料理が出てきます。政治家が行っているイメージ。
昔、友人と夜にドライブしていたら間違ってお店の方に入ってしまってw送迎車と思しき黒光りの車がビッシリと並んでいてビビりました。笑
とうふ屋うかい下から見上げた、昼の東京タワーと夜の東京タワー
④DIORカフェ
正式名称は「カフェ ディオール by ラデュレ」
銀座で最も新しい商業施設、GINZA SIXのDIOR 4階にあります。
↑メインの銀座通りから見たGINZA SIX。東京人なのになぜか、東京駅発の、東京観光バスに乗ってみたときのw食事しながら東京の夜を巡るんですが、けっこー楽しかった。
GINZA SIXを担当した建築家は谷口吉生さん。ディズニーランド近くの葛西臨海水族園の設計や、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の改装・増築も手がけています。
GINZA SIXは吹き抜けのアートが定期的に変わるので見ていて楽しいです。
↑これは岡本太郎氏の「太陽の塔」をオマージュした、ヤノベケンジさんの作品(ストーリーズに載せた画像なので要らん言葉付きで申し訳ない…)
岡本太郎といえば、港区・南青山が自宅兼アトリエでした。そこは今、岡本太郎記念館として公開されています。
で、ここを2024年現在、ヤノベケンジさんがジャックしているみたい(2011年にもジャックした)。行きたいな。
そうだ、岡本太郎といえばこの本、人生というものと向き合うヒントになる。名著なのでぜひ読んでみて欲しいです。↓
おっとっと、DIORカフェの話をするんだった。笑
改めて、正式名称は「カフェ ディオール by ラデュレ」
ラデュレとは、フランス発の洋菓子店のことです。マカロンが有名ですね。好きな女性は多いんじゃないかな。
私は頼まなかったですが、カフェではラデュレのマカロンにDIORの刻印がされているものが売ってて映え活にはぴったり。テイクアウトも可能です。
ラデュレが日本に初出店したのは銀座三越ですが、表参道、松濤(渋谷の高級住宅地)の店舗に続いて閉店してしまって、SNS上で嘆いてる女子をよく見かけました(私もそのうちの1人)。
↑やさぐれて1人マカロンとシャンパンを嗜んだおもひでぽろぽろ2016@銀座三越
ですが最近、新たに日比谷にオープン。場所は「日比谷シャンテ」という、東宝(映画会社)が所有する商業施設です。元プロテニス選手の松岡修造さんがこの家系の方ですね。↓日比谷シャンテ
ラデュレと同じく、DIORもフランスのブランドです。1946年にクリスチャン・ディオールによって創設されました。実業家の息子で、性格は控えめで空想好きだったそうな。
彼は幼い頃から芸術や建築に興味があり
・キラキラしたもの
・細工の美しいもの
・花模様
に魅了されていたと言われています。
(こういったデザインに、彼の精神が投影されていると思う)
しかし、厳格な両親の反対で芸術への道は諦めることに。ただ、せめて芸術家の援助をしようということで、父親の出資によりギャラリー(画廊)を経営。そこにはピカソの絵も置いてありました。ですが、1929年の世界恐慌により父親が資産を失ってギャラリーは閉鎖してしまいます。そしてまさかのホームレス生活開始。お坊ちゃんの転落劇です。それでも彼には人望があったので、寝食には困らなかったそう。不運にも不幸は重なり、彼は結核にもなりますが、それも友人たちがお金を出し合って治療を受けさせてくれたのだとか。人望は大事、ということがよくわかるエピソードです。
DIORとしてブランドが立ち上げられたのはそのあと。しかし、それからわずか12年でクリスチャン・ディオールは亡くなってしまいます。死因は諸説ありまして、オーマイガーってなのもあるので、それはご自身で。その後を継いだのが、こちらも有名なイヴ・サンローランです。
DIORといえば、コスメのことも話しておきましょう。オートクチュール(高級仕立て服)がコスメを発売したのは初めてだったので、当時話題になりました。
今も変わらず女性の心をガッチリ掴んでいます。いやーキラキラコンテンツってホントお強いでございますわね。メンズラインもスタイリッシュでかっこいいです。これを見比べるだけでも女性ウケと男性ウケのデザインの勉強になります。
女性誌と男性誌を見比べるのも大事です。
例えば、デートにどんな服を着ていったらいいかわからん!って人は、異性向けの雑誌を見てみると良いです。その中にヒントが散りばめられているから。
DIORのコスメといえば、個人的にはリップグロウとマキシマイザーがお気に入り。どちらも唇用化粧品です。
↑リップグロウは1本でもツヤが出るし、口紅の下地にもなる。
↑マキシマイザーは唇をふっくらさせるためにカプサイシン(トウガラシ成分)が入っててるからちょっとヒリつきます。こーゆーリップをプランパーって言うんですが、韓国コスメにもよくあって人気です。ただ、韓国のは痛いのよ。笑
この2つは何度も買っているコスメ。最近は海外に行けていないけど、免税店ではこの2つのセットが売ってるからストック買い必須。これをおみやでくれる方、すこぶるセンスがよい(と私は思う)。海外ついでに、また買いに行こう。
…1つ文章を書き出すと止まらない性分のため文章を短くまとめるのは苦手ですが、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。謝謝。
※このブログのURLが入っているもの以外の写真は、公式サイトなどから引用させてもらっています。
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